○大沢委員 いろいろありがとうございます。最後の審議会の問題、よくわかりました。 それから、なお、ちょっと金澤先生に申し上げたいのですが、公営企業でやっているところがあります。ただし、それがうまくいっているということと私は申し上げるまでの勇気はございませんが、私のよく知っている県では、県営砂利というのがございまして、それで非常に利益をあげております。埼玉県でございます。これは県営一本ですっかりやればいいのですが
○大沢委員 時間もありませんので、ごく簡単に金澤先生、新澤先生に一、二お尋ねを申し上げたいと存じます。 両先生の御意見を拝聴して、大体今度の改正はいろいろ非民主的とか、権力主義とか、あるいは旧内務省的というようなおことばも使用になられましたが、要するに民主的な配慮が足らないということが諸所で出ておるように存じます。実はこの点につきまして、私も多少疑いを持ちましたので、その最も中心的な問題としていま
○大沢委員 次に、大臣にお伺いいたしまするが、大臣はこの水系一貫主義を、国土保全上、経済上の重要性に従いまして、どこまでもこれをお貫きになられる御決意がありますかどうかということをお尋ね申し上げたいのであります。と私の申し上げまする意味は、上流、下流あるいは地域の関係で同一水系に属する特に重要性を同じくするような河川が、あるものは政治的に一級として指定され、あるものは地元のいわれのない反対や地方的利害
○大沢委員 そこで私は、さらに局長さんに、いわゆる水系につきまして、日本の河川がそれではどう分類されるのであるか、国土保全上または国民経済上の重要性に従い、あるいはいまお話しするような地理学と申しまするか、河川学と申しまするか、それに従って建設省が調査し予定されておりまする水系にかかる河川の分類一覧表を本法案審議上のきわめて重要な基礎資料といたしまして提出していただきたいと思うのでありますが、よろしゅうございますか
○大沢委員 私は大臣及び河川局長にお伺いいたしたいと存じます。 初めに河川の水系に関してでございまするが、新河川法は河川の指定並びに行政管理に水系主義をとり、政令で指定した水系にかかる河川で政令で一級河川と指定したものを一級河川とし、建設大臣が管理する、その他の水系にかかる河川で知事が指定したものを二級河川とし、知事が管理すると、第四条、第五条に規定しまして、水系ということを河川行政上きわめて重視
○大沢委員 そうしますると、事業団の職員の方々が事業団の理事長といろいろな交渉をするためにつくる職員の団体は公務員法上の団体ではない、こう理解してよろしゅうございますね。
○大沢委員 関連して伺いたいのですが、いま問題になっておりますのは、職員団体は地方公務員法上の団体であるかないかということが問題であると思うのであります。その点につきまして、どうも篠田さんの御答弁がはっきりしない。要するに事業団の職員が、身分はそれぞれの派遣された団体にあって、出先の者だけでつくったものは地方公務員法上の団体であるかどうかということがいま問題になっておる。この点、身分が最終的には県にありまする
○大沢委員 どこでもほんとに金を出したくて出すところはないことは申すまでもないのですが、やはり早く建築をしてもらいたいとか、あるいはまた誘致運動で、その市あるいはその地方に学校を建ててもらいだいとかいうような、やむにやまれぬ要求があってそういうふうになってくるわけです。そこで、いまのようなお答えでありますと、三十八年度中に、あらかじめ後年度にわたるいろいろなそういう計画を立てて約束してしまうというようなところが
○大沢委員 一応お答えはわかりました。それから現在、三十九年度あるいは四十年度という後年度にわたる負担の年次計画を立てて、学校の建築費継続事業負担の願いを出してきまっているものか、相当あるのじゃないかと思う。そういうのはどうされる考えでありますか。たとえ現在年次計画を立てて寄付の願いを提示されておりましても、三十九年四月以降はそういうものは府県では受けることができないということになるのですか。
○大沢委員 関連して。私、あとから出て参りましたので、すでに質問があったかと思いますが、地方財政の秩序を適正化するために、今回こういう地方財政法の改正が出たということは非常にけっこうでありますが、いまも問題になっているようでございますが、市町村が敷地、建設費あるいは設備費というようなものを進んで寄付してくるという場合には、それはどういうことになりますか。 それから高等学校の建設費とか敷地とかいうことでなく
○大沢委員 救急業務に関してとりあえず搬送業務だけということで、まことにさびしく思うのですが、前向きに検討いたしまして——ただ、今の医療関係だけでなく、欧米の都市に行きますと、どこに行っても大きな都市にはエマージェンシー・ホスピタルがあることは御承知の通りであります。エマージェンシー・ホスピタルが、業務の範囲から言うてどこに属するかというふうなことは別といたしまして、やはりどこかでそういうことを推進
○大沢委員 今の点わかりました。 この救急業務でございまするが、今承っておりますると、また私どもが考えましても、従来自警でやっておりましたものを、今度はそれに法的根拠を与えて、政令で定める基準に該当する町村では救急業務を行なわなければならないというふうにいたしましたことは、非常に進歩だと思いまするが、ところで私どもが一番救急業務に関連して考えますことは、交通事故、これにひき逃げその他が非常に多い。
○大沢委員 異常災害の発生、火災の増加、あるいは交通事故の激発というような災害が、非常に頻発しておるから、これに対処いたしまして、従来任意検定の消防機械器具を強制検定にする、あるいはまた救急業務に法的な根拠を与えるというような、非常に前向きの今回の消防法の改正であります。一面、必要の薄れました映写関係について規制を緩和する、私は非常に筋の通った改正であると存ずるわけであります。この消防というものが、
○大沢委員 私の考えておる重点は十分御承知のようでございますので、どうかそういう点に一つ重点を置いてやっていただきたいと思います。私は決して麻薬中毒患者を弁護するわけでもなんでもなく、少し観点が違うのでありますが、これは大きな外科手術をやった者でなければほんとうにわからぬことなのでありますが、手術後の痛みを緩和して何とか眠るという場合にはどうしても麻薬でなければだめだ、ほかのいろいろな痛みどめの薬ではどうしてもだめなんです
○大沢委員 私は戦前在支の総領事といたしまして居留民の犯罪の取り締まり、検挙等にも当たったわけであります。その体験から申しまして、在支の日本人として麻薬関係の犯罪を犯しておりますものは、まことに言いにくいことでありますが、ほとんど全部と言っていいくらい朝鮮人であります。今、日韓交渉が進められておりますときにこういうことを申し上げるのはどうかと思いますが、これは事実でございます。この表を見ましても、そのもとになります
○大沢委員 私、時間がなくなって同僚の議員にはまことに恐縮でございますが、麻薬の取り締まりに関しまして、どこに重点がありますのか、表を見ますと私いろいろ感ずることがりあますので、ちょっとお伺いいたしたいと思うのであります。 これはあるいは警察の方の関係よりも他の関係が重点になっているかもれませんが、麻薬の被害を防遏いたしまする根本は、不正にわが国内に持ち込まれる麻薬をそこで取り締まるということを重点
○大沢委員 ただいま御説明を承りましたが、警察官は、実際に選挙の取り締まりに非常に骨を折っておられ、選挙の公明化のために非常な御苦労をいただいておるのでございまして、実際の選挙の取り締まり関係に要する両年度にわたっての経費が一億円で処弁されるとは私の常識がどうしても納得いたさないわけでございます。実際には選挙がなければ、他の警察活動に使われる捜査費を初めその他のものが、統一地方選挙があるために、相当
○大沢委員 大体経費の全貌はわかりましたが、私の申し上げていることは、第一線の府県警察で取り締まりに要する経費が主体を占め、その二分の一が補助金として組まれておるということでございます。今お話をいただきまして、実際に件数をとってみたわけではございませんが、それにいたしましても、本年度の事前の取り締まり経費、三十八年度の経費、これを合わせましても、全体の経費といたしまして一億には満たない経費ではないかという
○大沢委員 私、まず一音御礼申し上げますが、前回の委員会で警察庁、自治省の予算の御説明に対して資料の要求をお願いしておきましたところ、さっそくきょう配っていただきましてありがとうございました。 ただいま統一地方選挙の取り締まりの問題につきまして、同僚の亀岡委員の非常に熱心な質問、あるいは取り締まりの要望について長官の答えもあった次第でありますが、この場合、いただきました資料、統一地方選挙の取り締まりに
○大沢委員 ただいまの両官房長の御説明は、本委員会の今後の審議を進めていく上におきまして非常に参考になると思います。速記録を読めば書いてあるようなものの、老眼になって非常に読みにくうございますので、まことにお忙しいところ恐縮なんでございますが、御説明の趣旨でもけっこうでございますから、できましたならば刷りものにして配っていただけば、きょう欠席された方も大へん多いので参考になると思いますが、いかがでございましょうか
○大沢委員 私もただいまの話もありましたようにも水利権に関する非常に重大な問題でありますから、単に説明だけでは、これはそうですかと言うて承って帰るわけにはいかない。関係の知事を呼んで了解を取りつけたと言いまするが、しかしわれわれの聞いているところでは、単に知事が出てその会議で了解したと言いましても、水利権の問題は御承知のことで今さら繰り返す必要はありませんが、やはりこれは数百年来の慣行その他によって
○大沢委員 ただいまの計画としては、灌漑用水には不足しないと断言しておられるのかどうか、その辺はっきりしませんが、計画としてはそうしないはずだ、一部江戸川、中川の水の調整というか、融通というか、そういうことをするというような説明と伺いましたが、これは事きわめて重大な問題でありまするので、ただ口頭でそうおっしゃられたところで、はいそうですかというわけには参らない。それならば今のような資料をやはり配付されまして
○大沢委員 東京都の水の不足は、単に都民の問題というよりは、国家的な問題でありますが、水源関係の県あるいは関係の農民その他すべてが納得しなければならぬことは当然のことでありまして、その意味におきまして私ども利根川あるいは荒川、中川水系に属しておりまする地域の国会議員といたしまして、当然これにつきましては最善の協力をいたすというととは、これは申し上げるまでもないことであります。ただいま承った結果によりますると
○大沢委員 ただいま委員長から報告を求められました地方税法の一部を改正する法律案審査小委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。 本小委員会は、地方税法の一部を改正する法律案につきまして、その住民負担及び地方財政に及ぼす影響の重大なるにかんがみ、去る四月七日設置され、小委員十一名が選任せられました。四月十一日第一回の小委員会を開き、その後昨二十日まで五回にわたって開会し、熱心に審議
○大沢委員 川尻さんの御意見を伺いまして、自治会協議会会長として非常に穏健妥出な御意見を抱かれておるので、将来につきまして私は明るいような感じもいたすのでございます。どうかそういうお考えで、地元への協力、地元の市町村行政その他との協調という面について、ぜひ一つ一そう、自分たちだけのことでなく、考えを強めていただきたいということを申し上げまして、お願いいたします。 なお、私はこの点につきまして公団総裁
○大沢委員 ただいま挾間総裁から御方針を承ったのでありますが、御方針につきましては私もそうあらなければならない、かように考えるものでございます。新しいコミュニティを現在の既成の市町村の中に短期間のうちに作り上げまして、そして一つの快適な社会を作っていく。もとより、その居住者だけの中の融和、利便の増進ということも、むろんこれは当面大事なことでありまするが、同時に一つの地域社会の中の、ことにいわば外来の
○大沢委員 私は、今回の住宅公団法の改正で、従来事実上は行なっておられましたが、いわゆる付帯業務が公団の業務として明定され、従ってこの事業が促進される、あるいはまたいわゆるサービス業務に対する投融資が認められまして、それによって居住者の便利が促進されるということでありまして、私どもとしてはまことに時宜に適した改正であると、この改正そのものには賛意を表するわけであります。 今、小川さん、川尻さんから
○政府委員(大沢雄一君) 存置期間の問題でございまするが、ただいま御指摘の通り、三十六年の三月三十一日まで、私どもといたしましては、当初一年の存置期間として考えておりましたのでございます。現在この期間が日々と詰まって参っておりますることは、ただいま御指摘の通りでございまするが、しかしながら、他面におきまして、この公共用地取得制度がすみやかに現在問題となっておりまする点につきまして、解決点を得まして適正
○政府委員(大沢雄一君) ただいまのお尋ねの点でございまするが、調査会の委員は御案内の通り十五人以内で構成する予定でございますが、委員といたしまして学識経験者、実務家、収用委員会の委員等、公共用地の取得問題につきまして学識経験を有する者のうちから適任者を選任する考えでございますが、大体の構想といたしましては、収用する者、企業家の立場にありまする者と、それから収用される被収用者の立場にありまする者との
○政府委員(大沢雄一君) ただいま村山委員の御質問の点全く同感でございます。ほんとうにその通りと考える次第でございます。公共用地の現在までの価格の補償が、価格補償を建前といたしておったのでございまするが、現在の経済情勢、社会状態のもとにおきまして、とうていそれのみでは完全な補償にならない。ただいま御説のように、庁く生活保障と申しますか、あるいは生活再建の方策にわたりまして、被収用者の立場から、その生活権
○政府委員(大沢雄一君) 御意見の趣旨まことにごもっともでございます。現在さようにいたしておりますが、さらに一そう努力いたしたいと存じます。
○政府委員(大沢雄一君) 建設省といたしましては、つなぎ資金の貸付等はいたしておりませんが、大蔵省を通しまして主として地方公共団体の災害の救助その他のつなぎ資金として、すでに約二億円程度つなぎ資金の貸付がすでに手配されておる状況であります。
○政府委員(大沢雄一君) 津波災害の概況と復旧措置につきまして、建設省の関係につきまして概要を御説明申し上げます。 五月二十三日の午前四時ごろ、南米チリ中部沿岸に起きました地震によりまして、二十四日の午前四時頃から津波が太平洋沿岸一帯に押し寄せて参りました。各地に相当の被害が発生いたしまして、死者、行方不明者合わせて百三十九名に上っておりまするが、建設省関係公共土木施設及び住宅の被害の概況は以下の
○大沢(雄)政府委員 御意見の次第、よくわかる次第でございます。委員の構成につきましても大事でございますから、私どもやはり慎重に、申し上げましたように各方面の学識経験者——その中にはただいま御意見の中にもありました通り被収用者の側、ことにいろいろの問題が一番多い農民等の代表者の方も加えるということを申し上げておるわけでございまして、どういう内容の学識経験者を幾名、その中はどういうふうに分けるというところまでは
○大沢(雄)政府委員 ただいま御指摘になりました点は、問題点として今まで各方面から言われておることをフランクに私どもはあげておるわけです。ですから私どもは決して既成概念にとらわれて起業者の代弁をするとか、そういうことは毛頭考えていない。フランクに私どもは問題点を皆様方に申し上げておるわけであります。委員の内容につきましては、どういう方面から何名というところまではまだきめておりません。これにつきましてはやはり
○大沢(雄)政府委員 ただいまの点でございますが、たびたびお答えを申しました通り私どもが調査会を設置するにつきましては、土地収用法の改正ということを予定いたしまして、ことにその内容等についてこうする、ああするということを予定してこの調査会を設置するのではございません。毎々お答え申し上げております通りいろいろと問題が多いのでございます。これらにつきましては十分学識経験者の方々の意見を聞きまして、この調査会
○政府委員(大沢雄一君) ただいま田中委員並びに米田委員から、これと関連いたしましてこの地盤沈下の問題につきましてのお尋ねがございましたが、今お話にもございました通り、地盤沈下の原因が天然現象であるか、あるいは人為的なものであるかということにつきましては、この問題につきまして各省で関連がありまして、それぞれ検討を進めておりまするし、また内閣にこれに関する連絡の協議会もできておりまして、そこで検討しているように
○政府委員(大沢雄一君) お話の通り、ただいま宅地に関しまする取得なりが非常に激化いたしまして、そのために土地の価上がりその他いろいろな問題を起こしておりますことは御案内の通りでございます。これらの問題を早急に適切に解決をいたしますることは、きわめて必要なことと考えるわけでございますが、その問題の中心の一つとして、都心におきまする低所得の勤労者層に対しまする低家賃の住宅の提供ということにつきましては
○政府委員(大沢雄一君) 全くお説の通りと存ずる次第であります。私どもも本年度の予算の要求につきましては、最後まで努力をいたしたのでございまするが、いろいろと他に問題もありましたために、前年度と同額の一億円でやらざるを得なくなりましたことをまことに遺憾に存じておる次第でありまするが、近い将来にぜひこれを伸ばしまするように最普の努力を尽くすべく、省内一同申し合わせておるような次第でございます。
○大沢(雄)政府委員 ただいまの御意見、まことに傾聴いたした次第でございますが、私どもといたしましても、現在土地の異常な値上がりということが、公共用地の取得を困難にしております原因の非常に大きな部分を占めておるだろうということも同感でございます。なおまた現在の宅地の値上がり、これに関連いたします住宅問題の解決の困難、いろいろの土地問題を含めましてのこの問題の解決につきましては、建設省といたしましてはいろいろの
○大沢(雄)政府委員 この点につきましては、ただいま計画局長からも申し上げましたが、現在の公共用地の取得の困難になっておりますることは、単に土地収用法そのものだけの問題ではない。あるいは生活の再建の問題、あるいは社会事情、経済事情の変遷、問題がいろいろと非常に複雑になっておりまする結果ということを、私どもも考えている次第でございます。従いましてこれが対策といたしましては、単に土地収用法だけをどうこうするというようなことでは
○大沢(雄)政府委員 ただいまの久保田委員の御質問は、まことにごもっともな点が非常に多いと存ずる次第でございます。私どもといたしましても地方庁、また関係の各省の御協力を得まして、できる限りの範囲内で早い期間に資料を整えまして、お目にかけたいと存ずる次第でございます。私どもといたしましても、かような事実に全然無知あるいは不認識で、この問題を取り扱おうとするものではございませんが、先ほど計画局長から申し
○大沢(雄)政府委員 ただいま計画局長から御説明申し上げた通り、京都市の国際化につきまして、いろいろとすでに都市計画が確定いたしておる次第でございます。これが実施計画完成の一日も早からんことを期しなければならぬと考えておる次第であります。そのためにできるだけ関係の各般の予算の配分等につきましては、計画に沿うて御協力を申し上げなければならぬと考えておる次第であります。
○大沢(雄)政府委員 ただいま岡本先生からお尋ねの国際会館の設置に伴う京都市の都市計画その他の施設の整備に伴います地方負担の問題でございますが、その点までは建設省としましてはまだ検討を進めておらぬわけでございます。 地方負担の問題につきましては、御案内の通り、治山治水緊急措置法の設定等に伴いまして、いろいろと自治庁、大蔵省等におきましてもこの問題を検討しなければならぬ段階になっておりますので、そういう
○大沢(雄)政府委員 私は公益のための土地の収用、使用の点と、そうしてまた私有財産権の保護、この二つの調整をはかっております重要な土地収用法というものが完全に実行されておりまして、起業者の立場から申しますれば、その完全な収用制度があることによりまして、たとい公益事業、公共事業でありましても、十分に被収用者に対する補償なり、さらに進んでは生活の再建対策なりというものが講ぜられなければ、この収用、使用ができないのであるということが
○大沢(雄)政府委員 前段の御質問に対しましては私からお答え申し上げます。後段の質問につきましては事務当局からお答え申し上げたいと思います。 御案内の通りに土地収用法が昭和二十六年に全面的に改正されまして、新憲法の精神に基づきまして私権の保護がはかられることに重点が置かれることとなりまして、いろいろと収用の手続規定も御承知の通り整備されまして、また補償に関しましても、御案内の通り当事者主義、弁論主義
○大沢(雄)政府委員 この調査会の設置の大体の目的は、御案内の通り公共事業及び公益事業の増大に伴いまして、これらの土地に必要な土地の取得が著しく増加をいたしておりまするが、現状はその迅速、的確な取得が次第に困難となっておりまするような状況でございます。そこで国、地方公共団体も起業者でございまするが、その他起業者側からの、土地収用につきましていま少し迅速にこれを収用し、あるいは使用することができないものかどうかという
○大沢(雄)政府委員 ただいま御質疑の通り、関係いたしまする省、通産省あるいは農林省あるいはまた厚生省、各省の関係に及びまして建議し得るものと考えております。
○大沢(雄)政府委員 問題点の一つといたしまして、迅速に土地を収用すべき場合にこれを収用しあるいは使用したいということが、確かに一つの問題点になっておるわけでございます。しかしながらどうしても収用する公益上の必要があるといたしましても、同時に適正な私権の保護あるいは補償の問題、また単に補償の問題にとどまらず、収用される方々のその後における生活再建の問題等いろいろな問題がありますので、そういう点もあわせて
○大沢(雄)政府委員 ただいまお尋ねの公共用地取得制度調査会設置の目的でございますが、御案内の通り最近における公共事業及び公益事業の増大に伴い、これらの事業に必要な用地が著しく増加いたしておるのでございますが、その迅速、的確な取得が次第に困難となっておるのでございます。その対策といたしまして、土地収用法の改正に関する要望が非常に高まって参っておるのでございますが、申し上げるまでもなくこの公共用地の取得
○政府委員(大沢雄一君) 私はこの特会の中に事務費を含める問題につきまして、事務的折衝をいたしました経緯がありますので、大臣の御答弁を補足して申し上げますが、今回のこの治水十ヵ年計画を特別会計にするかせぬかということについて、御承知の通り大蔵省にもいろいろ当初議論がありました。この特別会計を大蔵省が認めました根拠は、御案内の通り財政法の十三条二項の「国が特定の事業を行う場合」に、この十ヵ年計画事業は